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『突然炎のごとく』(とつぜんほのおのごとく、, 「ジュールとジム」の意)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1962年のフランスの長編映画である。トリュフォー監督の長編3作目、日本では、1999年(平成11年)に『突然炎のごとく ジュールとジム』のタイトルで再公開された。 == 略歴・概要 == 原作はアンリ=ピエール・ロシェの小説。ストーリーの大枠は同名の作品に基づいているが、いくつかのエピソードやセリフはロシェの他の作品から取り出したものである。 ジャンヌ・モロー演じるカトリーヌの奔放で開放的なキャラクターは多くの女性から共感を得た。トリュフォーのもとには「カトリーヌはわたしです」という内容の手紙が世界中から届いたという。特に当時女性解放運動が活発化しつつあったアメリカとイギリスでは、フランス映画としては異例のヒットを記録した。ただし、トリュフォー自身は、本作が「女性映画」のレッテルを貼られて政治的な文脈で評価されることや、登場人物と自分とを短絡的に結びつける自己愛的な映画の見方に対して否定的である。 *トリュフォーがロシェの小説を読んだのは21歳のときだが、映画化する決心をしたのはエドガー・G・ウルマー監督の西部劇『裸の夜明け』を見たときだという。 *シナリオ全体を通してアポリネールへの目配せに満ちているが、カトリーヌのキャラクターはアポリネールの恋人だったこともあるマリー・ローランサンをモデルにしている。ローランサンはアンリ=ピエール・ロシェの愛人だったこともある。また、『つむじ風―「突然炎のごとく」の真実の物語』によれば、ジュールのモデルはユダヤ系ドイツ人作家フランツ・ヘッセル(Franz Hessel)〔山田宏一・蓮實重彦『トリュフォー 最後のインタビュー』(平凡社 2014年p.237f)によれば、ヴァルター・ベンヤミンと親交があり、第二次世界大戦でドイツ軍にとらえられて死亡。夫人も文学者で『ロリータ』をドイツ語に訳していて、彼女がカトリーヌのモデルだという。〕である。 *カトリーヌが歌うシャンソン『つむじ風』(仏語:Le Tourbillon)は、撮影中にボリス・バシアクがモローのために遊びでつくったもの。それを聞いたトリュフォーが即興で映画に取り入れた。 *カトリーヌがセーヌ川に飛び込むシーンは、スタントの女性がやりたがらなかったので、モロー自身が飛びこんだ。セーヌ川の水は汚く、のどをやられてしまったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「突然炎のごとく」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jules and Jim 」があります。 スポンサード リンク
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